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隙だらけ。
そんな人間てイタい。
と思うヤツも多かろう。

でも最近ハッキリと自覚しました、私は隙だらけで居たいんです。
大学始まっていきなり酒の席が2度訪れて、何となく気がついたのだが。

ボケとツッコミのどちらが漫才の主導権を握るのか、という問いがあったとして、まあ解はよりけりだとしても、それは「ボケ」だろう、と即答する人間だと思うんだよね、俺は。いや、田中はいらないよ太田だけで良い、とかそういう意味ではない。そもそも2人以上で成立するのがコントじゃないか。言いたいのは、ネタ一つ分の確信部分をセリフとして吐き出すのは疑いもなく「ボケ」なんだと。

ボケって凄いよ。お笑いとか全く詳しくないが、ボケにはあらゆる確信が詰まってるんじゃないか。
天然ボケは才能としての芸術だ。
ネタとしてのボケは知性と努力の芸術だ。
いきなりなに口走ってんだ。

あまり楽しい話ではないが。
「笑い」というのは実際のところ、人間の攻撃性が発露される場所でもある。
他人をわざわざ攻撃する器量、攻撃しても大丈夫だという核心が無いとツッコミは無理だ。
故に松本人志的「場の空気を切り裂くような」ツッコミは敵も作りやすい。
明石家さんま的なボケは、まあ平和ボケとでも呼べばいいのか、その場に温和な空気を形成し、周囲を同調させる事で何気ない一言でも笑いへ持っていける。がしかし、笑ってもらうために常に味方を作らなければならない。

さんま型はハッキリ言って隙が無い。場の空気は完全にさんま一人が持っていって、ツッコミによってそれを切り裂こうものならヤジが飛ぶだろう。
それに対して松本型は、ツッコミを入れる松本自身が隙だらけだ。にも拘らず誰かが松本にツッコミ入れてもあまり面白くない。こっちもやはり、松本が好き放題言える場の空気みたいなものが形成されているんだろう。そういう意味じゃ、隙がない、もしくは、隙を突かせない、とも言える。

場の空気。

この際はっきり言わせて貰うが、私はコレが大嫌いです。

別に空気の読めない人間ではない。

だが時として、物凄くこの上なく、読んだその空気をブチ壊したくなる。
切り裂きたくなる。
「空気嫁」などと口にしたり、態度に出す人間を軽く軽蔑もする。

そして実際に空気を切り裂いちゃった後、新しい空気でその場を満たす、何てこともしません。
する気が起きません。
そんな隙だらけの人間です。
そしてそんな隙を突いて俺にツッコミを入れられる人間がいたら、マジで尊敬します。
師匠と崇め奉るでしょう。

…まあ、この場合の「空気」っていうのは、笑いを取る場面においてだけれども。

空気に頼りたくないんだよね、笑いに関しては。
あ~俺またアホやった畜生、とか、お前馬鹿じゃねえの、とか。
それで笑うのに「空気」なんて要るか、と。

ただまあ、ヤマなしオチなしでも、ゆるりと、もしくはダラダラ、語るのが一番自分の性に会ってはいて、これにはやっぱり「空気」が要るよなあ、とは思うんだけれども。
そこにオチやボケやツッコミを持ち込まれた瞬間が、ひょっとしたら俺が「空気嫁」と感じる瞬間かもしれない。
そんな事口には出さんがね。


…話を最初に戻すと。
こうして文章を書き連ねている瞬間も、やはり、隙間を埋めてるなあ、と感じてしまう。
何かを語ることは実際それ自体が隙だらけで、いくらでもツッコミの入れようはあるんですよね。
どんなに完璧な文章でも野次ろうと思えば可能なんだ。

その隙を埋めようと足掻いた瞬間、口数が減っていく。

自分で言うのもアレだが、野次ったり突っ込みいれるのには物凄く便利な脳を今のところ私は持ってしまっているので、それで他人を傷つけるのを過剰に恐れたり、そのドS脳の矛先を自分自身に向けて、正しい言葉や無害な言葉を語ろうとするあまり、結局何も口にする言葉がなくなってしまう。
そいうことが、年を取るにつれて増えている気がする。

隙を埋めていこうとすれば、結局何一つとして語れなくなる。

隙だらけで居たいです。いくつになってもね。

あわよくば初対面の人間にツッコミいれて治療不能な心の傷を負わせたり、どれだけツッコミが入ろうがボケ通せるだけの宗教めいた信念を持ちたい。

あ~あ、相変わらず変人だな俺は。
心理学やってるとこういう事をよく考えてしまう。
社会学だけやるって訳にもいかないもんで。

笑いをネタにしたついでに、ここ数年で一番爆笑したであろう洗練された一発ネタを書いとこうと思う。
2つばかり。


① ネコが(ry

② ふとんが(ry










① ネコがふっとんだ

② ふとんがねころんだ




考えたヤツは誰だろう。駄洒落の定石の、オチの部分を入れ替えたネタである。
最初に聴いたときには腹がよじれるほど笑ったよ。
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それはもう才能と言えるのではないかと思う
場の「空気」に関しては、俺も最近少し考えるとこがあったんだよね。というか、君の「空気」といった方が適切かもしれない。

空気ってさ、大切だよね。同じセリフでも空気が違うだけで爆笑されることも逆に静かになっちゃうこともある。
だから、空気を呼んでその場に合った「オチ」のある話をするのが笑える話なんだろうけど。そういった類の笑える話って大抵つまらない。つまらないけど場の「空気」に笑わされてしまう。
俺はそれが嫌なんだよね。
なんでつまらん話を聞いて笑わなきゃいけないのか、ってね。
本当に話が面白くて笑わされるならいいけど、「空気」に笑わざるを得なくさせられるのは嫌なんだよ。

その点、君はいいなぁと思った。
空気に支配されないじゃない。
俺はいつでも安心して君と話ができるからね。
それが一般的に求められている性格なのかどうかは俺の知るところじゃないけど、少なくとも俺は君みたいな奴がいてくれると安心して酒が飲めるよ。
椎名 2007/10/14(Sun)00:04:20 編集
無題
あ、椎名の興味を引くお話でしたか。
まあ、どう考えても一般的に求められてはいないよな。
こういう気質は。

自分で読み返すと隙だらけの文章だねやっぱり。
いいじゃねえか。推敲無しで投稿。

というか、多くを語りすぎだと思った。

「空気」って重要な事もあると思うんだよ。
「仲良くする必要」があるときには。
たとえどんなに嘘くさくても「仲良くする必要」に
迫られれば、自ずと空気に頼らざるを得ない。

方便でしかない様な仲の良さも、
まあそれはそれで悪くないんじゃないかね。

そういうのって、何も生み出せないとは思うがね。
yahagi 2007/10/17(Wed)01:37:56 編集
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