or his will
twitter
カテゴリー
最新コメント
カレンダー
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
ブログ内検索
最新トラックバック
プロフィール
HN:
Yahagikyo
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/06/19
自己紹介:
連絡先
anorexianervosa__
(アット)hotmail.com
anorexianervosa__
(アット)hotmail.com
22 2025 / 01
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
30 2007 / 09
柄でもない映画を観てしまった。
なんとなく「最近の邦画でも借りてみるか」と。
そう言えばTVCMやってた当時、何となく興味は沸いていた気がする。プロデューサーだけど岩井俊二も関わっているし。が、しかし劇場で観ると、高く付く。その上、余計な出費も伴いがちである、結局スルー。なんかすげー普通のよくありそうなタイプの作品だったんで、そういうことは良くある、だって少女マンガみたいなタイトルだし、ていうか、
市原隼人が出てるし…。
例のセカチューが出たあたりから邦画にもセカイ系の匂いが徐々に立ち込め始めて、多分これもその流れを汲んでるんだろうな~と思っていたら、序盤でいきなり○○○○が起こりました。
嗚呼ヤッパリ。
そのちょっと後のシーンで、いきなりホルストの『jupiter』が流れ出す。
置いていかれる。唖然とする。なんでこの曲なのよ?
恋愛映画に組曲惑星から木星。まあ合わなくもねえかな…。
鑑賞後に思ったけど、この微妙な違和感は狙ってやってたんだろうか。
ひょっとしたらば、今後半年くらい、
「木星」にはこの映画のイメージが付きまといそうだ。
虹かぁ~
巨大隕石かぁ~
7点。
言ってみれば良作です。本ブログの点数は作品の良し悪しとは全く関わりがございません、ご了承のほどを…。
※以下ネタバレ
それって航空機史上に残る大惨事じゃん、しかもデスバレーですか、みたいな飛行機事故で、死んだくせに遺体に損傷が少ないとかいう台詞があったり、初代GB並みの頑丈さを持つ携帯電話だったり、主演の二人が抱き合うと、いかにもCGな虹が水面に反射していたり、するのに、何だろう、このリアリティ、何?
思ったが、飛行機事故を自動車事故に置き換えてもストーリーに影響なんて全く出やしない。
にもかかわらず飛行機事故なのは、アレだ、
これが所詮は作り話、映画の中の物語だからだ、うん、そうだろ。
だったら巨大隕石でも地球滅亡でもオッケーだろ?
というのが、あの劇中劇なんじゃないだろうか。
始終男の視点で記号的に描かれる本編とは対照的な、あの話が、ヒロインの主観として一種シュールリアリスティックな手法で描かれ配置されている。という事は、この本編も、それ自体が上映される現実に対して同じメタ構造を持ちうるわけで。
それが意図されていた物かは知らないけれども、誇張された現実は創作であって創作ではない、みたいな、事を示唆している。そんな気にさせてくれる、劇中劇というのは、毎度毎度。
まあ、んな事は昔から散々言われつくしている。
ので、本編のリアリティについて。
市原隼人にぴったり、今風のフラフラした、未熟で未発達な若者。
記号的でステレオタイプな主人公。
ヒロインが拾ってくれなかったらお前ニートだったぞ。
男として最悪の態度ばかり。でもリアルだ。
リアリティ感じる俺がひょっとして最悪なのか。
相田翔子扮する自称26歳実は34歳の女。
リアルだな~居そうだよなこんな女。ていうか居たよこんな女。俺は全然関わらなかったけど。
制作会社の現場。佐々木蔵之介演じるプロデューサー。
まあ、ありそうだ、居そうだ、知らないけど。全体的に。
でも一番リアルなのは。
あれだ、大概の人間は一人で死ぬっていう、しかも物理的にだけじゃなく、本当に一人のまま死んじゃったという事実を突きつけられる事ですか。
ちょっと若すぎるけど、歳は多分関係ない。歳は関係ないって、そういえばそんな台詞もあったか。主役の二人が歳のわりに凄く幼い。
劇中劇のラストと、本編の結末のギャップ。
でも一人ではなかったかもしれないという、
虹のような、創作のような、淡い希望。
すごい、リアル。
泣けるほど。
ところで鈴木亜実は何処に居たんだよ。
なんとなく「最近の邦画でも借りてみるか」と。
そう言えばTVCMやってた当時、何となく興味は沸いていた気がする。プロデューサーだけど岩井俊二も関わっているし。が、しかし劇場で観ると、高く付く。その上、余計な出費も伴いがちである、結局スルー。なんかすげー普通のよくありそうなタイプの作品だったんで、そういうことは良くある、だって少女マンガみたいなタイトルだし、ていうか、
例のセカチューが出たあたりから邦画にもセカイ系の匂いが徐々に立ち込め始めて、多分これもその流れを汲んでるんだろうな~と思っていたら、序盤でいきなり○○○○が起こりました。
嗚呼ヤッパリ。
そのちょっと後のシーンで、いきなりホルストの『jupiter』が流れ出す。
置いていかれる。唖然とする。なんでこの曲なのよ?
恋愛映画に組曲惑星から木星。まあ合わなくもねえかな…。
鑑賞後に思ったけど、この微妙な違和感は狙ってやってたんだろうか。
ひょっとしたらば、今後半年くらい、
「木星」にはこの映画のイメージが付きまといそうだ。
虹かぁ~
巨大隕石かぁ~
7点。
言ってみれば良作です。本ブログの点数は作品の良し悪しとは全く関わりがございません、ご了承のほどを…。
※以下ネタバレ
それって航空機史上に残る大惨事じゃん、しかもデスバレーですか、みたいな飛行機事故で、死んだくせに遺体に損傷が少ないとかいう台詞があったり、初代GB並みの頑丈さを持つ携帯電話だったり、主演の二人が抱き合うと、いかにもCGな虹が水面に反射していたり、するのに、何だろう、このリアリティ、何?
思ったが、飛行機事故を自動車事故に置き換えてもストーリーに影響なんて全く出やしない。
にもかかわらず飛行機事故なのは、アレだ、
これが所詮は作り話、映画の中の物語だからだ、うん、そうだろ。
だったら巨大隕石でも地球滅亡でもオッケーだろ?
というのが、あの劇中劇なんじゃないだろうか。
始終男の視点で記号的に描かれる本編とは対照的な、あの話が、ヒロインの主観として一種シュールリアリスティックな手法で描かれ配置されている。という事は、この本編も、それ自体が上映される現実に対して同じメタ構造を持ちうるわけで。
それが意図されていた物かは知らないけれども、誇張された現実は創作であって創作ではない、みたいな、事を示唆している。そんな気にさせてくれる、劇中劇というのは、毎度毎度。
まあ、んな事は昔から散々言われつくしている。
ので、本編のリアリティについて。
市原隼人にぴったり、今風のフラフラした、未熟で未発達な若者。
記号的でステレオタイプな主人公。
ヒロインが拾ってくれなかったらお前ニートだったぞ。
男として最悪の態度ばかり。でもリアルだ。
リアリティ感じる俺がひょっとして最悪なのか。
相田翔子扮する自称26歳実は34歳の女。
リアルだな~居そうだよなこんな女。ていうか居たよこんな女。俺は全然関わらなかったけど。
制作会社の現場。佐々木蔵之介演じるプロデューサー。
まあ、ありそうだ、居そうだ、知らないけど。全体的に。
でも一番リアルなのは。
あれだ、大概の人間は一人で死ぬっていう、しかも物理的にだけじゃなく、本当に一人のまま死んじゃったという事実を突きつけられる事ですか。
ちょっと若すぎるけど、歳は多分関係ない。歳は関係ないって、そういえばそんな台詞もあったか。主役の二人が歳のわりに凄く幼い。
劇中劇のラストと、本編の結末のギャップ。
でも一人ではなかったかもしれないという、
虹のような、創作のような、淡い希望。
すごい、リアル。
泣けるほど。
ところで鈴木亜実は何処に居たんだよ。
PR
■ この記事にコメントする