今月は一体いくら使ったのか

ごらんの通り。

あっさりPCが新調できました。
大学に先日OPENした全国チェーンの某家電の社長が我が校出身だとか否かという噂で、関係あるのかは知らないが、キャンペーンに便乗して性能比半額以下で購入した。

白く丸みがあって風格がどことなく似ている先代PCの、約４倍近い性能で、同じく４倍くらいスリムになった。
ノートだからですが。

ムーアの法則様々というか、動画系ソフトのレンダリング時間が１０分の１ぐらいになってて、創作意欲がとめどなくムラムラと。おそらくアップグレード版でwin7もサクサク動かせるパフォーマンスだが、結局VISTA（しかも64bit版、チラシには全く書いてなかった気が）でも普段使っているツールが支障なく走るのを確認後、セブンは買わずに見送ることに決定しました。

その代わり、買いました。
イヤフォン壊れたのでアレを。

オーテクのアートモニターシリーズ、その900。

おそらく最も高価な買い物をしました、オーディオ関係では。
iPodに刺すような代物じゃないねこりゃ。
Realtekのオーディオマネージャーやらイコライザをいじりながら爪先や指先や首が踊る。ひとり静かにニヤニヤ盛り上がる。時間を忘れてライブラリの膨大な楽曲の中をイマジネーションが泳ぎ続ける。気付くと空が白んでいる。

湯水のようにカネを使って、童心に帰るわけです。

いやでも、もう満足だ。とうの昔に満足はしているのだ。自分で稼いだわけでもない金を趣味に費やすような生活を恥じない無神経さを装うのもそろそろ限界だ。なんて、思い続けて何年目になるだろうか。

だれにでもというわけではないかもしれないが、親と子をカネとメシの観点から眺めてしまい、その贈与を負債として重荷に感じる、そんな子供時代を過ごした人間は、何より自立に焦がれて、それを渇望し、追い立てられるものじゃないでしょうか。
自分も、高校入学時には大学なんか行こうとも思ってなかったのだが、ただまあ紆余曲折を経て思い知ってしまったのは、自身の生命、進退なんかを自分一人だけの手で担おうというのもまた、ある意味子供じみた奢りなんだって事だ。

自分はもう、だれにどう返済を行えば良いのか分からないほど恵まれている。
生きていくことは義務だから、だからこそ働きたがるのだが、手前の食いブチを稼ぐ以上の事、「なにか」を志向せざるを得ないのは、かつて大人達が施してくれたもの、言葉、感情が、負債として圧し掛かっているからだ。

もっと自由になりたいのなら、とっとと職をさがせばよいと思うのだが、しばらくはアルバイトで我慢しながら、このbondsのマネジメントを続けてみようというわけです。